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☆研究学園校ブログ☆

think like a monk

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Think like a monk - 僧侶思考

 少し分厚めのハードカバーですが、ジェイ・シェティ著の「THINK LIKE A MONK」をご紹介します。本の系統としてはマインドフルネス(瞑想)系に近い内容となっていますが、一般的なマインドフルネス系の本が瞑想の方法や脳科学的な効能について多く述べているところ、本作はジェイのインドでの僧院における修行経験を基に生き方や考え方に焦点を置いた作品となっています。ビジネスマンとしてのキャリアを捨ててまで僧院で修行したジェイですが、結果的には現代世界に戻って講演・コーチング活動をして僧侶思考を広めています。その成果の一つが本作品というわけです。

 私自身マインドフルネス系統の本や動画をたくさん見て来ましたが、本作品は技術的な側面ではなく、より内面、自分の心の在り方にポイントがしぼられているように感じました。それはやはり、ジェイ自身がたくさんの煩悩を抱えた状態で僧院に入り、修行を通して得た気づきを具体的に記してくれているからだと思います。一例を取り上げると、朝の掃除です。僧院に所属して最初の頃のジェイは掃除に不満タラタラです。しかし、毎日続けていく内に、そうした不満や文句自体が心の中のがらくたであると気づきます。実際の掃除を通して、心の中も掃除をしているというわけです。これはマインドフルネス系統の本では座禅やヨガに相当する、単一動作(シングルタスク)に当たります。毎日の生活にひたすら掃除といった単純な動作の習慣を取り入れることで、頭の中の雑念を取り払うという修行です。そうして初めて、クリアになった自分の心と向き合う時間が訪れると言います。ジェイの言葉を借りれば、「埃を落とさない限り、本当の自分は見えてこない」。感情、周囲の意見、世間体、そうしたまとわり着いているものを取り払わなければ自分の本来の姿、望みが見えてこないということです。

 僧侶の思考に磨きをかけつつ、師匠や先輩僧侶らと語り合う中で、ジェイは自身が残りの人生で取るべき行動をはっきりと自覚していきます。一人ひとりが本来の生き方、魅力を発揮して生きていけるように、それを伝えるために世界に発信していきたいと自覚します。その際にジェイは、ダルマという仏教用語を用いています。ダルマとは、人間がそれぞれ持つ使命や生き方の柱といったものですが、ジェイはダルマを現代風にとらえ直しています。すなわち、自分はこれが大切・好きだという情熱、そしてそれを自ら実践できる専門的能力、そしてそれが他者や社会に役立つものであるという有用性の掛け合わせがダルマであると言います。
 
 読み終えて、学生の内からこうした考え方ができればよかったのにと少し思いましたが、ジェイ自身がそうだった様に、生き方の転機や行動には不思議なタイミングがあり、昔を後悔しても始まりません。今取り組む勉強、仕事がダルマに沿っているかを考え、そうであれば日々精一杯行う。仮にまだ分からないのであれば、心の埃を落としながら内面の声を研ぎ澄ましていく。その繰り返しです。僧侶思考をぜひお試し下さい。


 
2022年01月06日 17:43

全国学力テストー上位校の分析

【全国学力テスト】トップ常連校の強み

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2年ぶりの実施となった2021年度全国学力テスト。緊急事態宣言下の学校休校やリモート授業による大番狂わせが見られるかと思いきや、例年の上位校は今年もランクを維持。国語・算数の合計平均点で見ると、小中学校共に1位は石川県、2位は秋田県・福井県(中学校同率2位)。小学生3位は福井県と東京都。東京都の躍進が見られた他は、北陸勢と東北の秋田県が例年通り上位にランクインしました。ちなみに茨城県は小学生国語16位・算数13位、中学生国語30位・数学25位。中学生のランクが国語・数学共に前回調査よりも10位以上下落しています(茨城県教育委員会)。
 北陸の公教育や秋田県の学校教育の特徴はこれまでもメディアや教育雑誌で多数取り上げられてきました。これら上位常連校はコロナ禍にあっても教育立県のポジションを失わず、伝統的な公教育の効果は短期間では崩れない盤石なものであることが明らかになりました。北陸県のテスト結果の特徴は、国語・算数共に記述解答への正答率が高いということが言われています。記述回答への抵抗感がない、あるいは文章題への抵抗感がないことの表れかもしれません石川県や秋田県の学校では、授業中での生徒の発言や課題解決の時間を積極的に取り入れており、知識に偏らない授業が展開されています。いわゆる、対話型授業、探求型授業と呼ばれるスタイルです。この授業スタイル自体は、他の都道府県の学校も取り入れていますが、長年の教育成果の積み重ねも考慮すると、学力テスト上位校の学校は対話・探求型の授業に習熟していると考えられます。その他、多くのメディアで指摘されていることですが、家庭学習の支援が早期から伝統化されていることも大きいと考えられます。例えば、秋田県の指導する家庭学習は基本的に365日毎日行うものです。ノートに学習内容や調べ学習を記し、教師がチェック・コメント。ペースの速い生徒は年間に十数冊のノートを家庭学習として積み上げるそうです。生徒は自ら興味があるものならば生物の特徴や戦国大名などを次々に調べて来て、大切そうに見返す姿も見られるとのことです。もちろん、多くの学校が採用しているようなドリルに取り組む生徒もいるようですが、やはり繰り返す回数が他の都道府県と比べても多くなる傾向にあります。家庭学習の指導の充実は通塾率の低い北陸県や秋田県の大きな支えでもあり、毎日の積み重ねが教育成果となって表れることを示しています。茨城県も学校の方針によって家庭学習ノートがあったりなかったりしますので、課されている生徒は積極的に活用することを推奨します。もちろん、塾に通っているという生徒は塾の宿題とのバランスを図りながら活用していきましょう。1日1ページでも2ページでも、日々の学習の集積が進級や進学、受験の時にアドバンテージとして効いてくるはずです。
2022年01月04日 15:18

茨城県立中等教育学校・適性検査の傾向と対策

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【適性検査】並木を突破するには

茨城県内で公立中高一貫校に進学するためには、県が実施する中等教育学校の適性検査に合格する必要があります。
適性検査I(45分):100点、適性検査Ⅱ(45分):100点の合計200点満点で合否を決定します。合格ボーダーラインは正答率65%~70%前後です。

適性検査Iは大問1~5まで、大まかに大問3つが理科、2つが算数的思考力を問う内容となっています。理科的分野の問題では、実験や考察と絡めた出題が多く、資料を素早く読み取る力が必要です。2021年度の出題でも、水溶液の分類や判定方法、流水のはたらきと環境問題など、教科書でも定番の内容であり、個人的には良問と考えています。特別な知識や解法も求められず、学校の授業と実験をきちんと押さえていれば回答可能だからです。あえて対策を考えるとすれば、実験や考察、資料の出題が多いことから、理科の図表や写真を日頃からよく使って学習する事が大切です。
算数的分野の問題は、日常生活で見られる図形や規則的現象をテーマに問題が構成される事が多く、2021年度の問題ではタイヤの交換サイクルから一番安い組み合わせを導き出す問題、イルミネーションの点滅するパターンの規則性を考える問題が出題されています。たった2通りの出題かと思うかもしれませんが、問題を解く過程には小数を用いた計算、円周の求め方、規則の求め方など、算数的能力を試される部分が散りばめられています。理科と同様、教科書の定番からの出題であり、私立中学受験で求められるような複雑な計算問題、ひらめきが求められる図形問題、公式を組み合わせなければ解けない複雑な出題はありません。ただし、基本的な計算能力の早い受験生が有利であることは45分という短い試験時間からも明らかであり、かつ、中学入試で典型的な図形問題や規則性の問題に当たった場合には、私立中学入試の問題を解き慣れている受験生が早く答えに辿り着ける傾向にあります。この点は、理科分野に比べると中学受験コースに在籍する受験生の方が高得点を取れる可能性が高いと言えます。

適性検査Ⅱは大問1〜3まで、大まかに大問1つが国語分野、2つが社会的思考力を問う内容となっています。全ての大問で記述回答が求められることから、全体にわたって国語力が問われていることは明らかです。大問1の傾向は会話やインタビューを読み取り、内容の読み取り、自分の意見を書くというパターンが多いです。記述回答の字数も50字〜70字、100字〜120字など数行にわたって必要な要素を盛り込みながら記述する能力が求められます。この、必要な情報を整理して字数内に収める能力は、ある程度の読解演習をこなし、実際に記述して添削してもらう機会が必要だと思います。塾に通っておらず指導者が不在の場合は、自己採点の際に漢字・語句のミス、句読点の使い方、主語・述語の一貫性に注意して採点してみて下さい。
社会的分野の問題は、茨城県内の特徴と絡めた出題が多く、茨城県の農林水産業、商工業、文化事業にはアンテナを張っておく必要があります。学校の授業だけでは茨城県の情報にそこまで特化していないため、自分で参考書や地図帳を見て茨城県の特徴をノートにまとめていくと良いでしょう。2021年度の問題で言えば、大問3の最後の記述問題で茨城県に企業誘致をする立場としてのアピールをする問題があり、日頃から県の特徴を頭に入れておけば悩むことなく記述回答する事が可能です。また、一般的な中学入試の社会と比べると、歴史分野・公民分野の出題が少なく、難易度の高い用語も出題されないため、中学受験コースの社会を塾などで受講していなくても合格点に到達できる可能性は十分あります。

以上をまとめると、茨城県の適性検査問題は、私立中学入試ほどの知識量や演習量は必要ないものの、教科書レベルの知識のマスター、計算、処理能力、記述力が求められます。マーク形式の回答ではないため、過去問を使った演習の際は受験知識のある大人から添削指導を受ける事が望ましいです。公立中高一貫校は人気の高いものとなっていますが、いわゆる難関私立中学とは異なると考えています。教科書を十分に理解し、過去問での演習と記述トレーニングを積めば合格ラインに到達する事が可能な試験です。公立中高一貫校にご興味のある方は、ぜひ一度ご相談にいらして下さい。
2021年11月13日 13:22

Life is like a box of chocolates.

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【フォレスト・ガンプ】

1994年のアメリカ映画、トム・ハンクス主演「フォレスト・ガンプ-一期一会」の中で母親が主人公に向けて、 Life is like a box of chocolates. You never know what you're gonna get. という言葉を語りかけます。生きている中でいろんな場面に出逢いますが、それはまるでチョコレートボックスを開けるまで中身が分からないようなもの。そうした人生を前向きにとらえて進んでいってごらんという温かい言葉です。

トム・ハンクス出演の映画には地味な内容や派手な演出の少ない作品が多いですが、その分人生について考えさせられたり、思いがけない気づきにつながる作品が多いように思います。例えば、「ターミナル」という空港内を舞台にした映画。アメリカへ旅行をするために飛行機で移動中、母国が民族紛争で一時的に消滅し、入国できないまま空港内でしばらく過ごすことになるという展開。特に派手なアクションが起こることもないのですが、トム・ハンクス扮する主人公の人柄と、空港で働く人々との交流が何とも愉快で、観ている内に温かい気持ちになってきます。
英語の学習の一環として、自分の好きな俳優、シナリオの映画を活用することはモチベーションアップにもつながります。具体的なフレーズを覚えることはもちろん効果的ですし、どういう場面で、どういう感情で使われているか分かる点が映画のよい所です。ぜひお気に入りの一作を見つけてみて下さい。
 
2021年10月25日 15:58
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