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☆研究学園校ブログ☆

[中高一貫校] 週刊ダイヤモンド

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[中高一貫校] 週刊ダイヤモンド

 今年も「週刊ダイヤモンド」から中高一貫校、塾特集号が発売されました。具体的な学校名や塾名が登場する号ですので、ビジネスパーソン以外の保護者の方や、子育て中の方も気になる特集ではないでしょうか。隅から隅まで読むのは私たち塾講師に任せるとして、ここでは一読をお勧めしたい内容をご紹介したいと思います。

 最新受験トレンド分析や偏差値ランキングは例年似通った内容なので、実際に来年受験を考えている方以外は軽く見るだけでも十分だと思います。今回新たに特集の前半で「都立校の入試倍率が急降下」という見出しページがありますが、これは茨城県から中高一貫校を目指す方も参考になる分析がなされています。都立校受験者にとって、都立校の適性検査の難易度がここ数年である程度知れ渡り、受験倍率が落ち着き始めたのではないかというのが一点。都立受験を途中から方針転換したグループの受け皿として、私立中高一貫校が適性検査型入試を設定し出したことが、結果的に都立校の受験倍率を押し下げたのではないかというのがもう一点です。同じことは茨城県にも言えて、一昔前の異常な倍率は落ち着き、現在は水戸一校附属中の4.94倍を筆頭に並木中等3.76倍、水海道一附属中3.88倍と、おおむね4倍〜3倍前後といったところが多いです。また、県内の常総学院や土浦日大といった私立校も適性検査型入試を用意していることから、規模は違えど都立と同じ現象が見られています。

 特集中ほどに行くと、中高一貫校入学後から卒業時の難関大合格実績をもとに弾き出されたレバレッジ度ランキングがあります。都立最難関の小石川中等や立川国際中等、関西の難関校白陵や西大和学園を抑えて並木中等が1位を獲得しています。入学時の難しさに比して難関大合格実績が高いということを表し、6年間の教育内容が優れているとデータから分かります。ただし、難関大への合格者数のランキングではないため、数の多さでいうと他校に及びませんが、在学中の学力の伸びが確かであることが読み取れます。

 今年の特集号では以上の様な中高一貫校の受験トレンドが読み取れました。あえて言うまでもありませんが、関東・関西ともに中学受験率は右肩上がりで、首都圏においては5人に1人が受験をする状況です。受験が特別な事ではなくなりつつあるからこそ、志望校選択や受験戦略を日頃から意識して学習、進路指導に臨むことが大切です。

「週刊ダイヤモンド4月23日号」目次: https://www.diamond.co.jp/magazine/20244042322.html
 
2022年04月23日 16:59

[中高一貫校] 中学受験

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[中高一貫校] 中学受験

 今回は中学受験の舞台裏を追いかけた「中学受験」(横田増生著)をご紹介します。一般的な受験情報誌や記事が中学受験のメリット面ばかりを報道しているのに対し、本作では中学受験をする上での経済面、私立学校の経営面、合格・不合格者の声をバランス良く拾っています。初版が2013年ということで、情報の鮮度としてはやや劣りますが、中学受験の本質的側面は上手く捉えている作品となっています。

 中学受験といえば私立中学ばかりを思い浮かべがちですが、本作では台頭してきた公立中高一貫校もクローズアップしており、都立最初の中高一貫校である白鴎高校附属中学校を取り上げています。白鴎高校附属中の第一期卒業生は、東大5名、一橋大2名、早慶上智66名など、公立中高一貫校のポテンシャルの高さを教育業界に見せつけました(白鴎サプライズ、白鴎ショック)。白鴎附属中はその後も東大合格者を輩出しており、偏差値は60前後となっています。もちろん公立中高一貫校は倍率が高くなりがちですが、大学合格実績という出口の伸びを見る限り、中学受験のコストパフォーマンスは私立中学より高い場合が多々あります。ここ茨城県でも公立中高一貫校の新設が相次いでおり、水戸一高附属、土浦一高附属、並木中等に関していえば入学から卒業後のコストパフォーマンスとしては私立を上回っていると思います(並木中等2021年度東大9名、京大5名、東北大10名、筑波大25名)。

 また、塾業界の奮闘と私立中学校との共存共栄関係も垣間見る事ができます。塾講師を学校内の演習講座に招いている学校や、指導ノウハウを伝達・連携しながら大学進学実績を支えている学校など様々です。塾・予備校不要を掲げる学校は、こうした手厚い教科指導に少なからず外部講師の力やICT学習を取り入れています。逆に、受験指導は特段に行わないという姿勢の中高一貫校に通った場合、大学受験に備えては半数以上の生徒が塾や予備校に通っている現実も見えてきます。

 本作品が刊行されてから10年近い年月が経っていますが、大方中学受験の本質に変化は起こっていないように思います。当時との違いでいえば、公立中高一貫校の実力がある程度認知されてきたことと、中学入試の科目や制度が一層細分化し、受験者数自体は増加傾向にあるという事です。今後も英語入試やプログラミング入試などが増加するのは明らかですので、教育業界の流れと受験する際の勝負科目などを余裕を持って検討する必要がありそうです。
2022年04月19日 17:43

[中学受験] それぞれの受験理由

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[中学受験] それぞれの受験理由

 今回は受験を通して変化していく子どもや家族の成長を描いた「金の角持つ子どもたち」(藤岡陽子著)をご紹介します。小学6年生から急に都内の難関中学を受験したいと宣言する主人公。塾通い、学校生活、家族の勤務形態など、受験を通して家族の思いや環境が変化していきます。都内の大手塾と思われる塾も登場し、難関校の受験生の生活がどの様なものなのかを垣間見る事ができます。

 学校と塾での友人との出会いを通し、子どもたちのそれぞれの受験理由が描かれています。家族や兄弟姉妹が通っているからという外的な要因もあれば、本人の強い目的意識による受験もあります。主人公の場合も内に秘めた想いから受験を決意します。一方で、受験とは周囲の情報や反応、意見、信条に少なからず影響を受けることも本編から分かります。主人公自身も、両親の会話や、学校の先生、塾内のトップレベル層を目の当たりにし、何度も心が揺れます。そんな中、主人公が通う塾の先生は生徒たちの気持ちのブレや伸び悩みをよく観察しており、主人公にも適確なアドバイスをしていきます。本編の趣旨とは少しずれますが、受験生とも家庭とも距離を取れる塾だからこその役割というものが読み取れ、何度もうなずく場面がありました。講師の役割は生徒を応援するのではなく「一緒に戦う」ことだという場面は特に好きです。

 高校受験や大学受験とは異なり、中学受験をするそれぞれの理由は家庭の方針や環境、友人の影響といった本質的でない所に動機があることも確かです。一方で、主人公の様に「自分の人生を変えるため」という熱い想いから挑戦するのであれば、その受験は合否以上に大切なものを子どもに教えることさえできるのです。新学期は何かを始めたり、決定したりする機会が多くなります。もし勉強や受験という環境に飛び込むのであれば、その決断は将来的にプラスとなって返って来ることでしょう。私たちベターアップも4月からのスタートを一緒に戦いたいと思います。
2022年04月10日 11:08

【2022年度茨城県立中学校】適性検査講評

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【2022年度茨城県立中学校】
 適性検査講評


 2022年度の茨城県立中学校適性検査は、昨年度の記述採点のミスの反省を踏まえ、記号問題が大幅に増加しました。適性検査対策として記述対策を重点的に行なっていた塾も多かったと予測できるので、この記号問題の多さに面食らった受験生もいたことでしょう。もっとも、難問と分類されるような設問はなかった印象なので、形式が異なったとはいえ、通常の受験勉強をきちんと行なっていれば高得点が可能な内容だったのではないでしょうか。人気校の倍率は水戸一高付属中が4.91倍、水海道一高付属中が3.78倍、並木中等が3.67倍、土浦一高付属が3.21倍となっています。

 適性検査Iは例年通り算数的分野と理科的分野から各2大問ずつの構成となっています。算数分野では図形と角度の標準的な問題、組み合わせ・規則の標準的な問題の出題となっており、図示や書き出しながら考えることで解答を導くことが可能となっており、見積りと計算速度がトレーニングされていれば時間内に完答可能な内容でした。理科分野では生物の観察、食物連鎖、振り子の運動とメトロノームの応用問題が出題されました。生物の観察からは、教科書や資料をきちんと読んでいれば正答可能な内容で、写真などをきちんと見ている生徒には容易だったでしょう。振り子の運動とメトロノームの問題では、図とグラフからヒントを読み取ることも可能で、対策していれば早く正答することが可能ですが、予想できなくても当日読み解くことが可能な内容でした。

 適性検査Ⅱは大幅に記号問題が増え、正確な読み取りと読解スピードが求められる内容となっています。出題された記述問題の分量も20字~30字程度で、80字以上の記述対策に時間を割いていた関係者は拍子抜けしたかもしれません。社会分野からは地図記号の読み取り、複数のグラフ・表の読み取りが出題されており、難易度は例年より易し目となっています。歴史・公民の用語を書かせる出題はなく、公立校受験生に不利とならない様な配慮を感じます。

 今回の適性検査は適性Ⅱで記号問題が増加したことにより、合格基準ラインも上がっています。合格ラインが高いということは、イージーミスが致命傷につながるという事でもあり、日頃から簡単なミスをしない丁寧な学習が必要でしょう。また、私立中学受験生に有利に働かない様な問題を作成していることから、公立校のみの受験生も標準的な演習と過去問を繰り返す事で合格を勝ち取れるものであると考えられます。難関中学と併願する生徒はもちろん、公立校にしぼって受験する生徒双方にチャンスのある入試であることに変わりはありません。出題形式に惑わされない、盤石な学習が合格を引き寄せます。来年度の受験を目指す新小学6年生にも、前向きなエールを送りたいと思います。
2022年02月19日 14:05

【二月の勝者】中学受験は特急券

【二月の勝者】中学受験は特急券

 前回に引き続き、中学受験を描いたマンガ「二月の勝者」から印象的な場面を取り上げてみたいと思います。作中で、主人公の新米塾講師が業界大手のベテラン講師に「必ずしも受験が必要なのか」、「生徒の希望を無視してまで難関校を受験させる意味はあるのか」と問いかけます。主人公の思いは、時に読者の多くの意見を代弁していると感じることがあり、この場面でも受験業界に対するストレートな疑問を投げかけています。これに対するライバル校のベテラン講師の回答は「中学受験は特急券です」という比喩を使ったものでした。

 中学受験は特急券ー。とても上手くたとえていると思います。無駄なく早く将来の進路へ運んでくれるチケットが中学受験であるということです。さらにベテラン講師は続けて、なぜ難関校の受験を押し付けるのかについても回答しています。高偏差値の学校を薦める理由は、「大は小をかねる」からだと答えています。すなわち、少しでも高いレベルの学校に進学し、その先の有名大学に進学することで、職業選択の幅が広がるといいます。やりたい事や部活で突き抜けたい場合も、私立や難関校の方が環境が整っていると語ります。生徒の夢が何であれ、将来の選択肢を広げる可能性が高いのが難関校であるという結論です。こちらも見事に塾業界の切な想いを代弁していると思います。目の前の受験勉強が辛くても、その数年・数ヶ月を乗り切った先には無限の選択肢が広がっている。そのような説明を、生徒にもわかりやすく伝えてあげる必要があるでしょう。

 一方で、特急券を買わなかったらどうなるのか。小学校や中学校を受験せず、公立校ベースで進学をしていく場合です。特急ではない分、途中下車や乗り換えが必然的に起こり得ます。部活動にのめり込んでみたり、友人との遊びに没頭してしまったりという乗り降りが発生します。また、高校受験、大学受験とその都度大きなターミナル駅での進路選択が降り掛かってきます。こうしたイベントの起伏は、特急列車と比べてとても大きい存在です。しかし、こうした経験の波は、生徒をよりたくましく育て、自分で決断していく強さを身に付けさせてくれます。特に、高校受験と大学受験は、人生で一番勉強したと振り返る人が多数いるように、もっとも学力と知的好奇心を高めてくれるイベントです。ここでの必死の頑張りは、中学受験とはまた違った様相を呈しています。「二月の勝者」の作中では特急券の世界観でストーリーが進むため、これがベストだと判断してしまいがちです。しかし、上記で見た通り、特急以外にも駅に着く方法はある、普通列車で旅する選択肢もあるという点は忘れてはならないでしょう。
 
2022年02月03日 16:42

[二月の勝者] エンタメ×塾の日常

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[二月の勝者] エンタメ×業界リアリティ

 2月に入り中学、高校、大学とそれぞれの受験日程のピークを迎えました。その中でも、コロナ禍に関わらず首都圏受験者数5万人を超える中学受験についておすすめのマンガを紹介します。高瀬志帆さん作の「二月の勝者」です。昨年秋にドラマ化もされているので、俳優キャスティングも楽しみながら観たい方はドラマ版もおすすめします。あくまでもエンターテイメントの作品なので、誇張されていると感じる部分もありますが、受験指導の場面や、講師の日常風景などはけっこうあるあるの描写がされており、私も思わず観入ってしまいました。

 大まかな内容としては、都内中学受験塾の中堅校舎に就職した主人公の新米講師と、中学受験塾最高実績を保持する大手塾から主人公の中堅校舎へ転職してきた伝説の講師の視点を交えながら進んでいきます。その間、個性的な受験生とその保護者たち、ライバル校の講師などが登場することでストーリーに起伏を持たせています。特に、生徒の行動描写はリアルで、志望校選びを友達の雰囲気に流されてしまったり、怒られないためにカンニングをしてしまったりと、実際の教育現場でも起こりがちな出来事です。また、主人公を含めた講師陣の描写もよく描かれているなと感じました。深夜のファミレスで過去問を解いていたり、食生活が乱れていたり、あるあると感じ入ってしまいました。この作品が素晴らしいと思う点は、実際の受験でも生きるアドバイスや指導法がきちんと描かれている点です。たとえば、偏差値の話。偏差値50=平均だよねと、一般の方は理解していると思います。しかし、中学受験でいう偏差値50は高校受験や大学受験の偏差値50とは意味合いが違うと作中の会話で出てきます。中学入試を受ける母体数の小学生は全小学生の中の上位20%で、その上位20%の中の平均というのは、ほぼ全員が受験する高校入試や大学入試の平均と比べて相当難しいという指摘です。初めて首都圏模試や全小統一テストなどを受験されて、偏差値50に届かなかったり、学校ではトップクラスなのに偏差値60を取れなくてがっかりする生徒がいますが、対策なしの初めての模試での偏差値50前後は上出来なのです。逆に、初めての模試で偏差値55以上であれば、地域の難関校を受験する下地ができていると評価できます。

 以上、2月の勝者の大まかな説明と面白い点を紹介しましたが、改めてエンターテイメント要素と塾のリアリティーを感じる内容で、保護者の方にも塾講師の方にもおすすめします。
2022年02月02日 16:18

茨城県立中等教育学校・適性検査の傾向と対策

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【適性検査】並木を突破するには

茨城県内で公立中高一貫校に進学するためには、県が実施する中等教育学校の適性検査に合格する必要があります。
適性検査I(45分):100点、適性検査Ⅱ(45分):100点の合計200点満点で合否を決定します。合格ボーダーラインは正答率65%~70%前後です。

適性検査Iは大問1~5まで、大まかに大問3つが理科、2つが算数的思考力を問う内容となっています。理科的分野の問題では、実験や考察と絡めた出題が多く、資料を素早く読み取る力が必要です。2021年度の出題でも、水溶液の分類や判定方法、流水のはたらきと環境問題など、教科書でも定番の内容であり、個人的には良問と考えています。特別な知識や解法も求められず、学校の授業と実験をきちんと押さえていれば回答可能だからです。あえて対策を考えるとすれば、実験や考察、資料の出題が多いことから、理科の図表や写真を日頃からよく使って学習する事が大切です。
算数的分野の問題は、日常生活で見られる図形や規則的現象をテーマに問題が構成される事が多く、2021年度の問題ではタイヤの交換サイクルから一番安い組み合わせを導き出す問題、イルミネーションの点滅するパターンの規則性を考える問題が出題されています。たった2通りの出題かと思うかもしれませんが、問題を解く過程には小数を用いた計算、円周の求め方、規則の求め方など、算数的能力を試される部分が散りばめられています。理科と同様、教科書の定番からの出題であり、私立中学受験で求められるような複雑な計算問題、ひらめきが求められる図形問題、公式を組み合わせなければ解けない複雑な出題はありません。ただし、基本的な計算能力の早い受験生が有利であることは45分という短い試験時間からも明らかであり、かつ、中学入試で典型的な図形問題や規則性の問題に当たった場合には、私立中学入試の問題を解き慣れている受験生が早く答えに辿り着ける傾向にあります。この点は、理科分野に比べると中学受験コースに在籍する受験生の方が高得点を取れる可能性が高いと言えます。

適性検査Ⅱは大問1〜3まで、大まかに大問1つが国語分野、2つが社会的思考力を問う内容となっています。全ての大問で記述回答が求められることから、全体にわたって国語力が問われていることは明らかです。大問1の傾向は会話やインタビューを読み取り、内容の読み取り、自分の意見を書くというパターンが多いです。記述回答の字数も50字〜70字、100字〜120字など数行にわたって必要な要素を盛り込みながら記述する能力が求められます。この、必要な情報を整理して字数内に収める能力は、ある程度の読解演習をこなし、実際に記述して添削してもらう機会が必要だと思います。塾に通っておらず指導者が不在の場合は、自己採点の際に漢字・語句のミス、句読点の使い方、主語・述語の一貫性に注意して採点してみて下さい。
社会的分野の問題は、茨城県内の特徴と絡めた出題が多く、茨城県の農林水産業、商工業、文化事業にはアンテナを張っておく必要があります。学校の授業だけでは茨城県の情報にそこまで特化していないため、自分で参考書や地図帳を見て茨城県の特徴をノートにまとめていくと良いでしょう。2021年度の問題で言えば、大問3の最後の記述問題で茨城県に企業誘致をする立場としてのアピールをする問題があり、日頃から県の特徴を頭に入れておけば悩むことなく記述回答する事が可能です。また、一般的な中学入試の社会と比べると、歴史分野・公民分野の出題が少なく、難易度の高い用語も出題されないため、中学受験コースの社会を塾などで受講していなくても合格点に到達できる可能性は十分あります。

以上をまとめると、茨城県の適性検査問題は、私立中学入試ほどの知識量や演習量は必要ないものの、教科書レベルの知識のマスター、計算、処理能力、記述力が求められます。マーク形式の回答ではないため、過去問を使った演習の際は受験知識のある大人から添削指導を受ける事が望ましいです。公立中高一貫校は人気の高いものとなっていますが、いわゆる難関私立中学とは異なると考えています。教科書を十分に理解し、過去問での演習と記述トレーニングを積めば合格ラインに到達する事が可能な試験です。公立中高一貫校にご興味のある方は、ぜひ一度ご相談にいらして下さい。
2021年11月13日 13:22
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