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☆研究学園校ブログ☆

[国際教養大学]秋田県の最強公立大学

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[国際教養大学]秋田県の最強公立大学

 秋田県秋田市にある国際教養大学(通称AIU)をご存知でしょうか。海外のキャンパスを想起させる広大なキャンパスに、国際教養学部・国際教養学科のみの単科大学として存在します。主な特徴は、全寮制で授業は全て英語、1年間の留学が義務付けられている点です。公立大学ということもあり年間の学費は70万円前後(寮費・留学中の生活費除く。2022年度)と、私立大学に比べても教育へのコストパフォーマンスはかなり高いと思います。語学教育に留まらずグローバル人材としての教養を身に着けられる大学として高い評価を得ています。2004年の設立以来、学生からの人気も上昇中で、現在の偏差値は67.5~70(スタサプ進路)と立派な難関大学となっています。共通テストと個別試験の英語併用型、英語と国語受験、英語と小論文受験という入試方式が用意されており、英語と共に国語力を入学時に重視していることが分かります。

 英語を話せるようになりたい学生はもちろん、本当の意味でのグローバル人材として活躍したい学生にはお勧めの大学です。多くの授業が1クラス20名以下で、ディスカッション、プレゼン、レポートといった課題からいい意味で逃げることができません。キャンパスの4人に1人は海外からの留学生です。また、グローバル人材として活躍するために日本人としての確たるアイデンティティを重んじていることから、日本史に関する講義、日本文化に関する授業が充実している点もAIUの特徴です。何語を話せるかより、何を話せるかということを重視しています。日常会話を流暢に英語で話せることはAIUにとって最終目標ではないのです。こうした骨太のキャンパスライフを支えるのは教職員の他に、施設面からの貢献もあります。「中嶋記念図書館」は365日24時間利用可能で、秋田杉を用いた独特の傘型円形図書館はまさに知のコロッセウムです。一般入場も可能なので、一度は訪れてみたい図書館の一つです。

 秋田県という恵まれた広大な立地で国際教養を学び、世界に通用する学生を育成する、まさに最強公立大学です。単に英語が話せるではなく、英語でビジネス、社会に価値提供したいと考えている受験生にはお勧めの大学です。


国際教養大学HP:https://web.aiu.ac.jp
2022年02月24日 17:03

[慶應義塾大学] 攻略の鍵はどこに

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[慶應義塾大学] 攻略の鍵はどこに

 今回は大学受験シリーズ第3弾目、慶應編となります。ここでは、総合選抜方式や共通テスト利用方式は除き、学科を使った一般入試での攻略を考えてみたいと思います。慶應の全体偏差値は60~72.5(スタサプ進路)、最高偏差値72.5の学部が医学部、総合政策学部、環境情報学部と3つ難関学部があります。慶應の大学入試の特徴といえば、小論文が課せられている点が挙げられます。一般的な「国語」がない代わりに、小論文が多くの学部に課せられています。

 MARCH以上の私立大学受験生であれば、慶應の過去問で演習してみたり、実際に併願して受験する生徒もいるかと思います。一方、MARCHや早稲田を受験しても、慶應には出願しなかった層も毎年数多くいると思います。その理由の一つが、先ほど挙げた小論文の存在と、「英語」の難しさです。MARCHと前後レベルの大学の英語の問題と、慶應の英語の問題では、文章量の多さに加え、出題される語句・文法レベルも一段階違う印象を受けます。つまり、「英語」だけに関していうと、他の選択科目と比べて特に得意であるか、英語だけは慶應に特化して過去問演習をクリアできなければ当日も厳しい結果が待っていると考えた方がよいでしょう。選択科目についても学部によって特徴が出ており、例えば経済学部の世界史ですと、出題範囲が1500年以降と規定されており、受験生によっては対策時に得意・不得意がはっきりすると思います。

 次に「小論文」をどう攻略するかですが、慶應の小論文は課題文や資料を読み取ってから論述する課題型です。課題文が長めになる年もあり、現代文が得意な受験生なら突破できるかと思いがちですが、解答が決まっている国語の現代文とはやはり難しさの質が異なります。私自身今でこそ小論文のコツや慶應独特の論述対策に明るくなりましたが、現役受験生のころは突破口を見出すのが難しかったです。そもそも、首都圏とは異なり、小論文に特化した塾や講座も少なく、対策は独自に行うしかありませんでした。ちなみに、現在では小論文に特化した塾や予備校の講座も豊富に存在します。小論文に出そうなテーマに関する知識は、現代文の学習を通してある程度マスターしていましたが、知識があることと「論述できる」ことはまた別のトレーニングが必要です。課題分と資料から論点を抽出し、それに対する批評と主張を構成できなければなりません。単純な要約練習や序論・本論・結論を当たり障りなく記述するだけでは、おそらく50%も取れないのではないでしょうか。これから大学に入って学ぶ者として、論点を自ら発見し、自分の考えを論理的に伝える作業に向き合える受験生を求めているメッセージであると捉えましょう。

 このように、慶應を攻略するには、圧倒的な英語力に加え、慶應の小論文に対応でき得る論述力が鍵となってきます。多少英語ができる、現代文が得意だという理由では太刀打ちできないでしょう。慶應受験を検討している生徒は、まず過去問を手に入れ、英語の文章量と小論文の出題形式からチェックしてみましょう。


慶應義塾大学HP:https://www.keio.ac.jp/ja/
 
2022年02月11日 17:55

【早稲田大学】社会科学部を推す理由

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【早稲田大学】社会科学部を推す理由

 入試シーズン真っ只中の2月中旬を迎えております。本日は早稲田大学の個別学部紹介をさせて頂きます。大学紹介は受験生以外の方もメディアなどを通して知る機会があるかと思いますが、学部紹介に至ってはよほど興味のある方しか触れる機会がないのではないでしょうか。そして早稲田大学13学部ある内の社会科学部はピンポイントで脚光を浴びることもないので、オフィシャルな説明に加えて、在学生や卒業生から声を拾ってその全体像を理解するのが一つの手段かと思います。

 文系学部の多くが集結する早稲田キャンパス(本キャン)14号館に本拠を構えるのが社会科学部です。偏差値は67,5(スタディサプリ進路)。ちなみにその他人気学部の政治経済学部は偏差値70、国際教養学部も70、法学部67,5、基礎理工学部65となっています。社会科学部の学科は社会科学科の1学科となるため、学部定員の450人がそのまま学科人数となる大所帯です。他の教育学部などが科目によって細かく十数人〜数十人に学科人数がまとまっている所と比べるとかなり大雑把にまとめられている感じがします。設置授業も3~4年生のゼミ、専門授業を除けばほとんどが大教室での授業で、これぞ「講義」といった印象を受けるかと思います。卒業生にはデーモン閣下(タレント、コメンテーター)、津田大介(ジャーナリスト、大学教員)、与沢翼(実業家、投資家)、平井伯昌(水泳指導者、北島康介の指導者)などがいます。卒業後メディアに出てから活躍された方がほとんどかと思いますが、社会科学部自体がメディア、マスコミといった業界に関心のある学生を集めている側面もあるかと思います。設置講義の中にも「メディア論」「ジャーナリズム論」といった講義がありました。

 数ある学部の中からこの社会科学部が選ばれる理由として考えられるのが、何がなんでも早稲田に入りたいという早大第一志望層が一定数いるということが挙げられます。13学部の中から、日程や試験科目で受けられる学部は全て受けるという戦略なら、社会科学部は外せません。実際、受験倍率も8~10倍と他学部に比べて高めの傾向です。記念受験が多いと言われる早稲田大学の中でも特に受験生が集まりやすいと言われています(ちなみに、私が受験した際の倍率は11倍でした)。試験科目は英語・国語・地歴or数学、配点バランスは英語がやや高めですが、一般的な私大受験生にとって挑戦しやすい試験科目となっています。入試日は2/22と遅く、早稲田大学の中でも後半に設けられており、最後の望みをかけて受験したという受験生も多いのではないでしょうか。合格発表は3/3で、国立大学受験生並みに結果発表が遅いため、春先まで生きた心地がしない受験生も多いかと思います。また、何が何でも早稲田大学に入りたい層が狙うと書きましたが、実際に社会科学部はそうした受験生に向いていると思います。他の法学部や文学部などの学ぶことが明確になっている学部に対して、社会科学部は入学後にある程度学びの幅があるからです。それはシラバスを見れば明らかで、様々な学問との学際性を重視していることから、他学部の講義を受講して単位に算入することも可能となっています。この仕組みのおかげで、興味のある外国史や文学といった国際教養、文学部寄りの講義を思う存分学ぶ事も可能です。学生の中には、法律系の講義を多く取り、早くから公務員試験対策に備えていたり、情報、メディア系の講義を優先的に取って、インターンや就職活動につなげている学生など、それぞれアレンジして単位取得している様に思います。

 このように、早稲田大学社会科学部は絶対に早稲田に入りたい層の受け皿として機能していると考えられ、実際に入学後もそうした学生に様々な選択肢を提供してくれる場所でもあります。法学部に入れなかったが、法律も学ばせてくれる。文化構想学部に入れなかったが、創作の技法を学ばせてくれる。そんな懐の深い学部が社会科学部です。首都圏の難関大学に狙いを定め、大学受験に夢をかける受験生にとってはこれからも魅力的な学部であってほしいと思います。

早稲田大学HP https://www.waseda.jp/top/

 
2022年02月10日 18:03

[上智大学] 攻略法を探る

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[上智大学] 攻略法を探る

 2月前半も早過ぎ去ろうとし、私立大学の受験日程も大詰めを迎えつつあります。今回は東京・四谷にある上智大学(通称・ソフィア)を取り上げてみたいと思います。現役の受験生からしてみれば、上智大学はMARCH、関関同立や早慶にはさまれ影が薄く、また、英語が難しいとの評判も相まって避けられがちな印象を受けます。しかし、きちんと練られた対策を取れば、意外に攻略しやすい大学でもあるのです。上智大学の偏差値はおおよそ偏差値60~70(模試・学部によって異なる)で、トップ層を目指す東大・京大受験生からしたらここまでは降りてこない。一方、MARCH受験生レベルであれば対策の仕方によっては合格を勝ち取れる狙い目にあります。

 上智大学では2021年度一般入試から方式が大幅変更され、共通テスト利用入試、TEAPなど民間試験スコアと学部試験の併用試験などが導入されました。そのため、従来では受験して来なかった国立大学上位校からの流入が見られますが、ここでは多くの私立大学と同じ学部試験の3科目受験にしぼって攻略法を考えます。上智大学は英語の配点が高く、地歴or理科、国語が一定割合というパターンが多いです。特に、英語はいわゆる超長文に加えて、大問数も他の私立大学と比べて多く設けられています。他方、地歴に関しては攻略可能な特徴があり、世界史でいえば隔年で出題される地図問題、芸術史、キリスト教史など、頻出分野を特定し攻略することが可能です。このように、英語は超長文に備えて速読や多読の訓練が一定時間以上必要ですが、地歴に関しては過去問を10年分ほど集めてその学部の出題履歴を確認することで効率的に対策を打つことが可能です。国語に関しては、問題に対する当たり外れもあり、国語の対策に割く時間を英語・地歴に回す戦略を推奨します。このように、まず英語力を上智の骨太な問題に対応できるよう読解力を高めること、そして地歴は全単元の実力を高いレベルで維持しながら、秋以降に過去問を集め出題履歴から想定される頻出単元を攻めるという計画で攻略することができます。

 最後に、上智大学をおすすめする理由は高校時代まで遡ります。高校当時の英語担当の先生が上智大学外国語学部出身で、英語教育に関して熱心かつ優秀で、帰国子女に負けないために英語漬けの日々を送ったというお話に感銘を受けたらからです。いつも最新の英語教授法について勉強し、辞書や問題集の選び方や文法上の疑問など何でも相談に乗って頂きました。また、英語に興味のある生徒に対して、語学であれば上智大学か東京外大が優れていると常々アドバイスしておられました。語学教育に関心のある方、英語が得意な方はぜひ志望校の一択として検討して頂きたい大学です。

上智大学HP  https://www.sophia.ac.jp
 
2022年02月09日 16:24
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