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[上智大学] 攻略法を探る

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[上智大学] 攻略法を探る

 2月前半も早過ぎ去ろうとし、私立大学の受験日程も大詰めを迎えつつあります。今回は東京・四谷にある上智大学(通称・ソフィア)を取り上げてみたいと思います。現役の受験生からしてみれば、上智大学はMARCH、関関同立や早慶にはさまれ影が薄く、また、英語が難しいとの評判も相まって避けられがちな印象を受けます。しかし、きちんと練られた対策を取れば、意外に攻略しやすい大学でもあるのです。上智大学の偏差値はおおよそ偏差値60~70(模試・学部によって異なる)で、トップ層を目指す東大・京大受験生からしたらここまでは降りてこない。一方、MARCH受験生レベルであれば対策の仕方によっては合格を勝ち取れる狙い目にあります。

 上智大学では2021年度一般入試から方式が大幅変更され、共通テスト利用入試、TEAPなど民間試験スコアと学部試験の併用試験などが導入されました。そのため、従来では受験して来なかった国立大学上位校からの流入が見られますが、ここでは多くの私立大学と同じ学部試験の3科目受験にしぼって攻略法を考えます。上智大学は英語の配点が高く、地歴or理科、国語が一定割合というパターンが多いです。特に、英語はいわゆる超長文に加えて、大問数も他の私立大学と比べて多く設けられています。他方、地歴に関しては攻略可能な特徴があり、世界史でいえば隔年で出題される地図問題、芸術史、キリスト教史など、頻出分野を特定し攻略することが可能です。このように、英語は超長文に備えて速読や多読の訓練が一定時間以上必要ですが、地歴に関しては過去問を10年分ほど集めてその学部の出題履歴を確認することで効率的に対策を打つことが可能です。国語に関しては、問題に対する当たり外れもあり、国語の対策に割く時間を英語・地歴に回す戦略を推奨します。このように、まず英語力を上智の骨太な問題に対応できるよう読解力を高めること、そして地歴は全単元の実力を高いレベルで維持しながら、秋以降に過去問を集め出題履歴から想定される頻出単元を攻めるという計画で攻略することができます。

 最後に、上智大学をおすすめする理由は高校時代まで遡ります。高校当時の英語担当の先生が上智大学外国語学部出身で、英語教育に関して熱心かつ優秀で、帰国子女に負けないために英語漬けの日々を送ったというお話に感銘を受けたらからです。いつも最新の英語教授法について勉強し、辞書や問題集の選び方や文法上の疑問など何でも相談に乗って頂きました。また、英語に興味のある生徒に対して、語学であれば上智大学か東京外大が優れていると常々アドバイスしておられました。語学教育に関心のある方、英語が得意な方はぜひ志望校の一択として検討して頂きたい大学です。

上智大学HP  https://www.sophia.ac.jp
 
2022年02月09日 16:24
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