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【早稲田大学】社会科学部を推す理由

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【早稲田大学】社会科学部を推す理由

 入試シーズン真っ只中の2月中旬を迎えております。本日は早稲田大学の個別学部紹介をさせて頂きます。大学紹介は受験生以外の方もメディアなどを通して知る機会があるかと思いますが、学部紹介に至ってはよほど興味のある方しか触れる機会がないのではないでしょうか。そして早稲田大学13学部ある内の社会科学部はピンポイントで脚光を浴びることもないので、オフィシャルな説明に加えて、在学生や卒業生から声を拾ってその全体像を理解するのが一つの手段かと思います。

 文系学部の多くが集結する早稲田キャンパス(本キャン)14号館に本拠を構えるのが社会科学部です。偏差値は67,5(スタディサプリ進路)。ちなみにその他人気学部の政治経済学部は偏差値70、国際教養学部も70、法学部67,5、基礎理工学部65となっています。社会科学部の学科は社会科学科の1学科となるため、学部定員の450人がそのまま学科人数となる大所帯です。他の教育学部などが科目によって細かく十数人〜数十人に学科人数がまとまっている所と比べるとかなり大雑把にまとめられている感じがします。設置授業も3~4年生のゼミ、専門授業を除けばほとんどが大教室での授業で、これぞ「講義」といった印象を受けるかと思います。卒業生にはデーモン閣下(タレント、コメンテーター)、津田大介(ジャーナリスト、大学教員)、与沢翼(実業家、投資家)、平井伯昌(水泳指導者、北島康介の指導者)などがいます。卒業後メディアに出てから活躍された方がほとんどかと思いますが、社会科学部自体がメディア、マスコミといった業界に関心のある学生を集めている側面もあるかと思います。設置講義の中にも「メディア論」「ジャーナリズム論」といった講義がありました。

 数ある学部の中からこの社会科学部が選ばれる理由として考えられるのが、何がなんでも早稲田に入りたいという早大第一志望層が一定数いるということが挙げられます。13学部の中から、日程や試験科目で受けられる学部は全て受けるという戦略なら、社会科学部は外せません。実際、受験倍率も8~10倍と他学部に比べて高めの傾向です。記念受験が多いと言われる早稲田大学の中でも特に受験生が集まりやすいと言われています(ちなみに、私が受験した際の倍率は11倍でした)。試験科目は英語・国語・地歴or数学、配点バランスは英語がやや高めですが、一般的な私大受験生にとって挑戦しやすい試験科目となっています。入試日は2/22と遅く、早稲田大学の中でも後半に設けられており、最後の望みをかけて受験したという受験生も多いのではないでしょうか。合格発表は3/3で、国立大学受験生並みに結果発表が遅いため、春先まで生きた心地がしない受験生も多いかと思います。また、何が何でも早稲田大学に入りたい層が狙うと書きましたが、実際に社会科学部はそうした受験生に向いていると思います。他の法学部や文学部などの学ぶことが明確になっている学部に対して、社会科学部は入学後にある程度学びの幅があるからです。それはシラバスを見れば明らかで、様々な学問との学際性を重視していることから、他学部の講義を受講して単位に算入することも可能となっています。この仕組みのおかげで、興味のある外国史や文学といった国際教養、文学部寄りの講義を思う存分学ぶ事も可能です。学生の中には、法律系の講義を多く取り、早くから公務員試験対策に備えていたり、情報、メディア系の講義を優先的に取って、インターンや就職活動につなげている学生など、それぞれアレンジして単位取得している様に思います。

 このように、早稲田大学社会科学部は絶対に早稲田に入りたい層の受け皿として機能していると考えられ、実際に入学後もそうした学生に様々な選択肢を提供してくれる場所でもあります。法学部に入れなかったが、法律も学ばせてくれる。文化構想学部に入れなかったが、創作の技法を学ばせてくれる。そんな懐の深い学部が社会科学部です。首都圏の難関大学に狙いを定め、大学受験に夢をかける受験生にとってはこれからも魅力的な学部であってほしいと思います。

早稲田大学HP https://www.waseda.jp/top/

 
2022年02月10日 18:03
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